聖杯サクセション(大気圏内ゲームズ)
うちは4人家族なんですね、いきなりですが。
1号。ヒマさえあればというか、いつでもどんなときでもWiiUだろうが、ボードゲームだろうが、しりとりだろうが、とにかくゲームやろう!ゲームやろう!言ってくるゲーム大好きな小2男子8歳。
2号。好きなゲームはキングオブトーキョー(ダイス振りのみ)とキャプテンリノ!だけど、誰の手番でもリノはワイに置かせろ!それ以外は認めん!な保育園男子3歳。
奥様ちゃん。気が向かない時は一切ノー!だけど、たまにボドゲに入ってくれる「最近駿河屋のダンボール多くない?」なウボンゴ3Dとラミーキューブ強すぎな社内SE女子◯◯歳。
そして私。木を隠すなら森に。の精神でボドゲ森を育てていたが、最近ボドゲ森が育ち過ぎて圧縮の必要に迫られているおじさんサラリーマン男子○○歳。の4人家族です。
奥様ちゃんはここぞ!の時にしか使えないので置いとくんだが。2号はと言えば、キングオブトーキョーのエネルギーキューブを密かに奪っていったり、エイジオブクラフトの保有ダイスをいきなり振ったりとかしなくなるにはあと3年くらいかかりそうなので、ルール通りに遊べるボドゲ相手は我が家には1号1人だけなんですね、今。
なので、必然的に2人用のボドゲで遊ぶことが多くなりがちなんです。だけど、2人用のボードゲームってゴリゴリのアブストラクトだったり、戦略みっちりだったりで短時間でサクッと楽しめつつも駆け引きが楽しめるのがあんまり見つかってなかったんです。
そんな折、去年の冬にゲームマーケットで買って以来、空いた時間内に悩みつつもサクッとできるのでよく遊んでるのが、今回ゆる紹介する「聖杯サクセション」となります。
聖杯サクセションってどんなゲーム?
ほんわかアートなイラスト(自分的にめっちゃ好きなやつ)で雰囲気的にもとってもポップ。そして、できることもカードを出すか/引き取るかの二択でめっちゃシンプル!なんだけど、その二択がめっちゃめちゃに悩ましいっていう二人専用の点取り型のカードゲームです(なんのことかさっぱりですね)。
ゲームの目的
引き取ったカードの多い少ないや組合せボーナスで得点が決まるので、場に出ているカード列と手札を睨みつつ、相手の出方を読みながら、カードを出したり取ったりしながらゲーム終了時に相手の得点を上回って王位を継承することが目的となります。
なんだけど得点なんて全く無関係に一発で即勝利できるアルテマウエポン的な勝ち方がありまして、それは3つの破片になって散らばってしまった聖杯をひとところに集めきって完成させること!
(あっ、だから聖杯サクセションなんか。今気付いた。。。
ゲームの準備
カードを全部シャッフルし、伏せたままで3枚を山札から除きます(もしかして聖杯はあそこかも、ぐぬぬっ!ってなるので山札の脇に並べとくといいです)。
残った山札から5枚ずつを双方に最初の手札として配り、場には2枚を表向きにして準備完了です!簡単ですね。
勝利条件
カードには三種類のカードがありまして、
- プラマイのカード(マイナス3点からプラス4点まで)
- 相手との枚数勝負、且つセットボーナス狙うカード(⑤⑥⑦⑧の4種)
- 聖杯の欠片カード(3枚しかない!)
の三種類となっており、得点で勝つには1と2を狙いますし、聖杯完成即刻勝利相手呆然ワイドヤ顏を狙うなら3の一点突破となります。
1のプラマイカードは獲得するだけで、そのままカードに書かれた得点となりますが、マイナス点のカードの方がたくさんあるので注意が必要。
2の得点方法は、ゲーム終了時に判定/得点となるんですが、⑤同士での枚数判定で、⑤で上回ると5点、⑥で上回ると6点といった具合に⑧まで判定していきます。加えて、⑤⑥⑦⑧の組合せを一組集める毎に5点加算できるので、ある程度は偏らずに集めていきたいところです。
そしてゲーム終了時に得点合計し、得点の高い方が勝ちとなりますが、得点なんぞくれてやるわ!3枚しかない聖杯を全て集めきれば即勝利よ!とラオウばりに強引な「聖杯サクセション勝ち」ができるのが熱いんです。
ゲームの流れ
手札に5枚ずつ持った状態でそのラウンドが始まりますが、自分の手番では例外なく次の2種類のどちらかしかできません。
- 場のカード列の先頭に手札から1枚だけ出す
- 場のカード列の先頭から5枚とってくる
うん、超シンプル。超シンプルなんだけどもこの2種類のアクションの内、どちらかしかできない上、カード列から5枚取ってくる獲得アクションは、そのラウンド中では1度しかできないのがなんとも悩ましい。
美味しいカード出して誘ってみるか。。。あれっ?この並び、プラスばっかで相手がすんごいお得でやばいんじゃねーか。。。
では、引き取ってみてはどうか。。。いや、先に引き取るとこのラウンドもう引き取れないのをいいことに隠してた聖杯をニヤニヤしながら取りにくるかもしれない。。。
じゃー、マイナスカードで牽制しとくか。。。うーん、聖杯持ってんのばれそうだし、そうすっとだいたいマイナス被せてきて動けなくなんだよな。。。
なんということでしょう!できることはこんなにもはっきりしているのに、まるで動けんではないか!
プラス点が散りばめられた5枚並びがあまりに判りやすいワナに見えてしょうがないではないか。そして、見送ったばっかりに美味しいところを取られた後に残るマイナスだらけゾーン。。。ワイ、これ引き取るの???みたいなことがホントによく起こってしまう。
こうして手札の5枚を出しきったら、場のカードの並びはそのままに、新たに5枚ずつを配り、次のラウンドとなりまして、これを4ラウンド回すと、丁度山札がなくなるので、ゲーム終了となり得点計算となる。
ものすごく簡単で、ありえないほど悩ましい
とは、このゲームのキャッチフレーズだが、まさに言葉通りに「ありえないほど悩ましい」のが面白い。駆け引きして動くんだが、1号と遊んでいる時にはまぁキレイに裏目ってしまう。そして変な声が出る。誰かが言ってた。「変な声が出るゲームはよいゲーム」って。
聖杯サクセションは2人用でサクサクできるにも関わらず、相手との駆け引きを楽しめて、変な声も出るよいゲームです。みんなも遊んだらいいと思うよ。
初期ロットのカード不備
僕がゲームマーケットで買ったのもそうだったんだけど、入ってなくちゃならないカードが間違っているのがあるみたいです。うちのは聖杯の欠片が1枚足らなかった代わりに⑧のカードが1枚多かったのと、マイナスカードも本来の枚数と違った組み合わせになっていました。
ただ、連絡するとめっちゃ丁寧に対応して頂いて、不足カードを送ってくれるので、手元にあってまだ積んだままの方がいたら一応チェックしておいた方がいいですね。
こちらでアナウンスもしていましたので、チェックしてみよう。
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