ボドゲゆる紹介【ジェムデュエル】

ジェムデュエル/GEM DUEL(カロチンミート)

子供の頃はギョウザが苦手で敬遠してました。なんとか頑張って食べなくちゃならない時にはギョウザの餡と皮を分解してそれぞれを分けてなんとか食べていたくらいです。それが今やギョウザはパパのメニューだ!とばかりに率先して餡を作り、皮に詰め詰めして、家族みんなで「目指せ!100個!」みたいにして過ごす程のメニューに変わってしまってます。

ただの食わず嫌いだったのかと思えば、(分解はしてたけど)一応食べてたしなぁと、はたまた年を取ったからなのかなぁ?と好きになった経緯はいささか判然としないんだけど、今現在好きになってしまってるというのは間違いなさそうです。ここまではギョウザの話です、ハイ。

そんなくらいにいつの間にか見る目が180度変わったゲームが「ジェムデュエル(GEM DUEL)でした!

このジェムデュエル、触れる機会は余裕であったのに完全スルーしてたんですね。去年の秋にゲムマ開催日の前日ゲーム会で遊ぶチャンスがあって、作者さんにも「どうですかー?」なんて誘われてもいたんだけど全く食指が動かずに「あっ、いいですー」みたいな塩対応をかましたりなんかしてました。それが半年たったいまや、「お!クトゥルフやんけ!」「固定デッキでの二人対戦か、1号とも遊べるな、ええやん」「絵柄、めちゃ好みやわー!年賀状みたい」と、熱い掌返しとなった頃にはゲムマ春はすっかり終わってしまっていて且つ完売だと聞いて、思わず「ワイはなにしてんねん!」とエセ関西弁を炸裂させていました。

ですが、そんなある日、委託販売されていたジェムデュエルを無事イエサブ秋葉原で発見し、ポイントたまって(300円引き)て気が大きくなっていたこともあり、無事確保できた次第なので、今回はそんなジェムデュエルをゆる紹介したいと思います〜(前置き長すぎやろ、、、

クトゥルフかわいいよ、クトゥルフ

魅力あるカードイラスト

最初は気づかなかったんだけど、カードリストに「カードのデザインは日本の十二支をモチーフにしています」とあって、なるほどーと膝をうったんだけど、絵柄にしろ背景のストライプ柄にしろなんとなく初見で年賀状を思わせていたが、この十二支モチーフってコメントでなんかよくわかりませんがしっくりきました。

やたらカッコイイモンスター達

実際、1号なんかは「あの干支のヤツやろ〜」って言ってきたりするし、あげく「ねー/うし/とら/うー/たつ/みー/うま/ひつじ・・・」までは言えるようになった。(ヒネズミ/ミノタウロス/キュウキ・・・とかって覚えなくってよかったw)

しかも、これも最初気づかなかったけど、各カードの脇にそれぞれのモンスターのヒトクチメモが書いてあってこれも嬉しい。

善人を憎み悪人を助ける。。。

ゲームの概要と目的

宝石に封じられたモンスター達を駆使して相手と決闘(デュエル)する2人対戦型カードゲーム。(遊戯王チックとは聞いたけど遊戯王知らんからよくわからない)

シールドを破られないよう戦略を練りつつ3体を続けて呼び出して、配置換えをした上で1体ずつ勝負を決していく。

相手のシールドを破壊した上で攻撃を入れるか、カードを使い果たした時にスコアが多い方が勝ちとなる。

モンスターカード3枚ずつでバトルする対戦カードゲーム!

ゲームの準備

  • お互い内容が同じ25枚ずつのデッキをシャッフルし、ランダムチョイスした3枚を裏向きのままシールドとして配置
  • 自分の山札から6枚を手札にして準備完了、デュエル開始!
デュエル開始ィィィィ!!

ゲームの流れ

1:メインフェイズ

手札から1枚ずつ「サモン!(召喚)」と宣言しながらモンスターカードを出していく。これを3回繰り返し、3枚までのモンスターカードをバトルフィールドに召喚する。

おいおいいきなりヒネズミかよ

2:ソートフェイズ

ストーンに近いカードが大きい数字のモンスターカードになるように並び替えていく。この時、モンスターカードにカード効果がある場合は、並び替えが終わった後にカード効果を発動していく(赤の効果が先)。

ソート前
ソート後:こちらの最大値6が先頭に来て、ヒネズミ効果で1が対峙してきた

3:バトルフェイズ

ストーンに近い方からバトル開始。対面しているモンスターカード同士で数字の大きい方が勝ちとなる。数字が引き分けの場合はお互い墓地にカードを置くが、数字の強弱がある場合は、カード同士の色の組み合わせによって【負けた】方の動きが変わる。

同じ色の場合

【勝ち】スコアゾーンにカードを置く
【負け】墓地にカードを置き、更にシールドを一枚破壊される(負けた方が選び表にして墓地に置く)

違う色の場合

【勝ち】スコアゾーンにカードを置く
【負け】墓地にカードを置くだけ(シールド破壊はされない)

ぐぅ、シールド1個破壊されてしまった。。

4:エンドフェイズ

バトルが終わったら、お互い山札から3枚ずつのモンスターカードを補充してターンエンド。

ゲーム終了と勝利条件

  • シールドがない状態で同色バトルに負けた時
  • 山札が尽きた時にもゲーム終了
シールド破壊した後に叩き込んでやった

 

シールドを破壊してアタックできた場合は即勝利でわかりやすいが、山札が尽きた時は、「シールド枚数>スコアゾーンのモンスターカード枚数」の順で勝利者が決まり、どれもが同数の場合は引き分けとなる。

モンスターの強弱と特殊カード

モンスターカードの強弱は数字の大小で決まるが、いくつかのモンスターカードは特殊効果を持つ

特殊効果五人衆
  • 【0:クトゥルフ】必ず勝利するがシールド破壊はできない。このカードが場に出ているとソートフェイズが行われない(出した順のままバトル)
  • 【1:ヒネズミ】ソートフェイズで相手の一番大きな数字のモンスターカードと対峙する。それが11か12の場合にはそのカードに必ず勝つことができる
  • 【3:キュウキ】メインフェイズ時、裏返してサモンすることで無数無色(一番弱いカード)として召喚できる。バトルフェイズで必ず負けるがシールドは破壊されない
  • 【6:ミドガルズオルム】バトルフェイズ時に場の全てのカードの強弱が逆転する。だが、このミドガルズオルムが場に2枚もしくは4枚出された場合は打ち消し合ってしまい無効になる
  • 【9:ヴァナラ】このカードがシールドとして破壊された場合、次のバトルのカードと【9:ヴァナラ】が代わりにバトルし、元々あったカードは墓場に行く。バトルがなければ何も起こらない

1枚ずつ読み合うおもしろみ

手札からお互い3枚でた後にソートフェーズがあって、それから対面モンスター同士でバトルなんだけど、面白いのは1枚ずつ出された相手のモンスターカードがわかる為、それを考慮しつつ残り2体のモンスターカードをチョイスしてサモンできる点。

例えば、相手が【1:ヒネズミ】を出してきた場合、こちらが【11:フェンリル】か【12:グリンブルスティ】を出してしまうと折角の強カードが強制的に1とマッチングされた上で必ず負けてしまうので、【11:フェンリル】や【12:グリンブルスティ】はサモンしづらくなる。そう考えると、相手は残りの2体に【10:フェニックス】や【9:ヴァナラ】といった10以下の強カードで挑んできて総取りしてくるかもしれない。

1:ヒネズミの出しどころ/出されどころは重要な感じ

そこに対応して同じ【10:フェニックス】や【9:ヴァナラ】を当てていってもいいが、カウンターとして【6:ミドガルズオルム】を出して数字の強弱を逆転させた上で小さい数字のモンスターで戦うとかある。当然その場合は2体目ではなくて3体目に【6:ミドガルズオルム】を出そう。だが、相手も読んできて【6:ミドガルズオルム】をかぶせてくることもあるだろう。この辺が詠み合いになってくる。

もちろん、序盤はやらせておいて、あえて【11:フェンリル】を出すが、【1:ヒネズミ】と色を変えておくことで負けはするがシールドは守りつつ、相手の【1:ヒネズミ】を消化させてしまうといった戦略もあるだろう。

序盤のデュエルでわかりやすく攻めたてていると、残ってるカードを読まれて反撃を畳み込まれたりもするので、うかつには出せないっていう感じでの読み合いがおもしろみ。

よくわからなくって、最初迷った点

【6:ミドガルズオルム】が複数枚、サモンされた時どうするか最初わからなかったが、説明書に書いてあった。偶数枚なら効果なしで、奇数枚なら効果発生で強弱逆転

【1:ヒネズミ】が出た時のソートフェイズの流れがよくわからなかったが、説明書にはソートを終えてから効果を発動とあるので、数字の順に並び替えてから自分の場の【1:ヒネズミ】を相手の一番大きい数字、つまり一番ストーン側にもっていって、他の2枚をそれぞれずらしていくことにした

【6:ミドガルズオルム】が出た時に、【1:ヒネズミ】や【3:キュウキ】、【0:クトゥルフ】でのバトルはどうなるか迷ったが、それぞれの効果の箇所には『必ず勝つ/負ける』とあるので、【6:ミドガルズオルム】が出ていてもそれぞれの特殊効果はそのまま効果を発揮するとした

サクサク遊べて悩ましい

一勝負は5分もかからないくらいだし、それでいてカードの選択に悩ましさがあって楽しい。まだまだ1号(9歳)には相手の2枚目・3枚目を読んだ上でのサモンは難しい感じだけども、その無邪気さが返ってこちらには煙幕になってしまう時があって、毎回勝てる感じにはならないところがいいね。まぁラッキーパンチ的だから勝率としてはまだまだだけど、全く勝てないとなんだしね。

封じ込められてる感あるパウチパッケ
写ってないけど、英語マニュアルもあるよ

でも、1号には毎回「このストーンって、いる?」って言われるぜ。。。

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