ヌイグルミ野球カウントスリーツー(アヂサワゲーム)
いよいよ公式戦のチケット販売が開始(関東民なので、神宮/ハマスタ対象です。ドームはもう取り方からわからない。。)され、みんな大好きやきうのシーズンがもうすぐ開幕です。でもチケット押さえてもシーズンはまだ先。そんな時、やきう民かつボドゲ民であれば、やきうのボドゲをやりたくなるのは避けられないものです(断定)。
なんだけど、やきうのボドゲってあんまりどころかほとんど見かけないですよね。野球盤で息子1号2号と空中戦しまくるのも確かに気持ちいいんだけど、かなりかさばるし持ち歩けない。お手軽系のやきうゲームが欲しいところです。そんな中で発見したやきうカードゲーなのが、今回紹介します「ヌイグルミ野球カウントスリーツー」です。
どんなゲーム?
二人専用のカードゲームで、投手カードと打者カードを出し、1打席ずつ打席結果を判定していくことで、3イニング攻守交替しながら得点を競う。得点ルールは、まぁやきうです。
8歳児のやきう教育に
野球のルールはホームランか三振か、ぐらいしかわかっていなかった1号8歳だったんですが、このゲームで遊んでいる内にスリーアウト制や、一塁→二塁→三塁を廻って、ホームに返ってくることで点が入るなんていう野球の基礎ルールが自然と覚えられたようです。
そのおかげもあり、このゲームを遊んでから息子1号と行った野球観戦では「2アウトからさ、菊池と丸の連続ヒットで作った一三塁を新井さんがスリーランで一気に逆転したのは熱かったよね!(09/02@神宮球場)」なんて言う会話が交わされるようになって、お父さん嬉しい。
ゲームの進め方
お互い揃ったら、ノーアウトランナー無し。だけども、カウントがスリーツーのフルカウントの状態からスタートします。
お互いチョイスした1枚を裏返しにして場に出し、投手カードからめくる。
ここでは守備側が「ボール球」を誘い球にしてきた。
に対する打者側は「ストレート狙い」だった為、この打席はあえなく空振り三振でワンアウト。
判定は打者カードと投手カードに書かれている数字の掛け算で出た結果数字を判定シートでチェックする方式。基本的に大きい数字になれば長打コースなんだが、ボール球(0)を振ったり、ストライクを見送ったり(0)すると、0掛け算になり三振だ。ランナーが詰まってて内野ゴロを放ったりするとゲッツーだ!辛い。。
- 先頭の田中。ボール球(0)を振ってしまい0掛け算で三振ワンナウト
- 2番、菊池。スローカーブ(5)に対し変化球狙いミート(4)で「5x4で20」左中間ツーベースで一死二塁
- 3番、丸。ボール球(0)きっちり見送って(0)お散歩。一死二三塁チャンス!
- ここで4番、新井。伝家の宝刀フォーク(1)をどんな球でも打つ(3)どっちつかずの打球で「1x3で3」サードゴロゲッツー!!スリーアウトチェンジ!
という感じでスリーアウトになったらチェンジ。5打席分消化してお互いの手札がなくなってもスリーアウトになってなかったら、改めてお互い5枚ずつをめくってきて攻撃は続く。
熱い駆け引き
5枚ずつめくってきたカード次第での運ってのはあるんだけど、常にフルカウントという状況もあいまって、相手投手がフルカウントで投げてくるのは果たしてボール球なのかコース入れてくるのか、そしてストライク入れてくるならば、その球はストレートなのか変化球なのか!を読むのが熱いんです、これが。
15枚の投手カードの内、5枚がボール球な為、手札には結構な確率でボール球が入ってきてしまいます。その為、守備側は打ち気にはやる打者に対してボール球をいつ投じるかが重要になってくる。
やはり、イニング始めノーアウトからボール球を見送られ歩かせてしまうのもいやだ。それもわかる。だが、ストレートや変化球を先に繰り出していってしまうとあとからボール球が来ることを読み易くしてしまう。このピッチャー心理が実に悩ましい。。
一方、攻撃側は、相手ピッチャーがいつストライクを入れてくるかを読むのに加えて、ストレートか変化球かも読む必要があり、こちらもなかなか大きい当たりを狙うのは大変だ。
こういった読み合いがホント熱いんだが、ホームランを出すのはホント難しい。
スタンドインさせるには30が必要で、攻撃側は強振(5)か山張り強振(6)が必要になってくる。そして、そのタイミングでいい感じのストレート/変化球が来ないとならない。だが、このホームランが出る割合がなんともリアルやきうにとても近い感じな気がするのだ。なので、ホームラン出るとめっちゃテンション上がる!ましてやランナー溜まった状態で繰り出す強振カードはホント、ドキドキする!
最終回。二死まで行くも変化球すっぽ抜けという失投をやむなく繰り出す1号。これに渾身の変化球狙い打ちで、場外ホームラン出したった。
裏を4凡で抑えゲームセット。なんとか親の威厳を保つことが出来た。#ぬいぐるみ野球 超おもろい! pic.twitter.com/U67dnnM7e7— いっち (@1gaki_bg) June 26, 2016
「場外ホームラン」は1度だけ出したことがある。図書館で変な声が出たw
第2版が出るみたいです
そんなヌイグルミ野球ですが、来月開催されるゲームマーケット神戸にて第二版が出るみたいです。改定箇所は以下の3つ。
- カードが厚くなる。(今のカードは、裏から透けてしまうのでこれは嬉しい)
- 一部カードの表現変更。(作者さんのこだわりやなぁ)
- ランナーコマが薄型化。(箱が浮いちゃってたのがしっかりしまるように)
今持ってるのは裏からすけてしまうのと、箱が確かに浮いちゃってたのでこの第二版は嬉しい!欲しい!神戸まで行けない!ゲムマ春にも出てくれないだろうか。。
ということで、やきう好きな方は「ヌイグルミ野球カウントスリーツー」はマストで持っておきたいですね。