ようやく連絡のついたANAと、およそ2年半ぶり(結婚式以来?)に会い、お約束の映画部再開でした。
お題は、まぁ今が旬モノということで、「天使と悪魔」です。読み直しをしない方が吉という話を聞いていたので、そのまま観にきました(読む時間をとる気がなかったというのが正しいかも・・・)。場所は映画部の聖地、有楽町マリオン。前回・前々回の「グラン・トリノ」「重力ピエロ」でも、チケット販売はまったく並ばなかったんですが、さすがのトム・ハンクス最新作。平日の真っ昼間の上映にも関わらず、30分前から行列が。。。まだ合流前でしたが、並ばせてもらいました。まぁすんなり指定席で見やすそうな座席はとれたんですが、ちょっとびっくりしました。
そんなこんなで、鑑賞。
確かに、読み直ししてこなくて正解だったと思ふ。詳細は忘れていたものの、その詳細はズンズンすっとばされていくスピードで話が進み、おいおいそこもはしょりますか?っていう重要シーンもはしょりまくりで突っ走る僕らのラングドン。
原作とは別物ではあるけど、疾走感があって、そこそこ楽しめた映画だったと思います。
が、原作の内容を強くイメージしていっちゃうと、「あれ?セルンのじっさまは?」「あれ?おとうちゃんちゃうの?」「あれ?ヘリに乗んないのけ?」「あれ?回想シーン一切なし?説明不足ちゃう?」というサプライズが随所に出てきてしまい、作品中にどっぷりつかれず、つっこみまくりで純粋には楽しめずだった。けれども、鑑賞者全員一致のビックサプライズは、原作での「天使と悪魔→ダヴィンチコード」の時間軸をさらっと逆にしてたことでしょう。これにはびっくりしました。皆が「おいおい」と突っ込みを入れた瞬間だったはず。あと、「衛兵隊の若いのは、グリーンマイルの看守さんかなぁ?」とか、「暗殺者はあの人かな?」とか映画の外側にも思いが及んだりといった始末。いかんです。
ただし、原作をもう一度読まさせるには成功させてますね。猛烈に読み直したくなりました。
個人的な妄想としては、このラングドンシリーズは、映画での2~3時間枠ではなくて、回想シーン入れまくり、結論ひっぱりまくりのテレビドラマシリーズでやるべきかと。一個一個の謎解きをそれぞれ、1時間モノに仕立て上げれば、すばらしい作品になれたような。(ただ、それだと、結論があまりに有名すぎて、ひっぱるにはつらいか・・・)にしても、原作ファンとしては、もっと丁寧に時間をかけた描写で楽しみたかった気がします。
ということで、こちらもMust認定ならずなり。残念。